動かすストレッチと伸ばすストレッチ
2022年01月05日
こんにちは。
板橋区 第二わしざわ整形外科 理学療法士の山中です。
ストレッチの概要については今回が最後の投稿になります。
今回はストレッチの種類についてです。
ストレッチというと皆さんは筋肉を伸ばすことをイメージすることが多いのではないでしょうか。
ストレッチには大きく分けて2つの種類があります。
①スタティックストレッチ
日本語では静的ストレッチと言われ、反動をつけずゆっくりと筋肉を伸長していく方法です。
一般的にはこのスタティックストレッチがストレッチとして認識されているかと思われます。
ですが、筋肉の緊張がほぐれやわらかくなりすぎてしまい、パフォーマンスが低下すると言われているため、運動前に行うのには注意が必要です。
②ダイナミックストレッチ
日本語では動的ストレッチと言われ、動きの中で腕や脚を様々な方向に動かすことで可動域を拡げていく方法です。
瞬発的な動きに対応することを目的としています。
スポーツ前のウォーミングアップには、このダイナミックストレッチが適していると言われています。
また、ダイナミックストレッチの一種に”バリスティックストレッチ”というものもあります。
これは反動を利用して筋肉を伸長する方法です。
ですが、反動をつけすぎると筋肉の緊張が高くなりすぎてしまい、本来の目的とは反対に可動域を狭めてしまう恐れがあります。
また過剰に行うと筋腱の損傷を招いてしまうこともあるため、現在はあまり使用されていません。
身体のケアのために日常生活中に行ったりスポーツ後の疲労を軽減したりするためにはスタティックストレッチ。スポーツ前はダイナミックストレッチが有効ですね。
次回からは具体的なストレッチ方法を紹介していきます。
板橋区 第二わしざわ整形外科では理学療法士による予約制の治療を行っております。
治療の中では患者様一人一人に合わせた施術や、自宅で行える運動・ストレッチなどの提案もしています。
お気軽にご相談ください。