整形外科に関わる症状「外反母趾」とは?
2017年04月24日
こんにちは、板橋区 第二わしざわ整形外科の坂井です。
外反母趾とは、“足の親指先が外に向いていて付け根が内に向いた変形”のことを言います。
これにより足の親指の骨が内側に飛び出しているように見えるのです。
実際には外反母趾でも症状の無い場合が多く、変形自体が問題というよりも、変形によって“痛み”が出ることが問題となります。
外反母趾は圧倒的に女性に多く、先天的なケースもありますが、ヒールなどのつま先の狭い靴や歩き方などが負担をかける要因となることが多いのです。
親指の付け根の突出部が靴にあたり刺激を受け、皮膚の下で炎症を起こし、腫れや赤み、痛みなどの症状を起こしてしまうこともあります。また、突出部には親指へ行く感覚をつかさどる神経が通っているため、炎症症状によって神経が圧迫され、親指のしびれが生じることもあります。
また、外反母趾の症例では、偏平足や足部の横アーチの低下も杯初するケースがよく見られます。
次回は、この外反母趾の症状を和らげるテーピングについて、ご紹介したいと思います。