踵(かかと)の痛みに対してのテーピング
2017年01月29日
今回は実践テーピング講座「踵(かかと)」編です。
実は踵ってとても大切な部分なんです!踵には脂肪体といって踵への衝撃を吸収するしくみがあります。
この部分が剣道の踏み込みなどのスポーツにおける繰り返しの衝撃や、加齢にともなう弾力性低下による緩衝作用の低下などにより、簡単に痛みが出てしまうことがあるんです。
なれない靴やクッション性のない靴を履いたり、長時間の歩行などにより突然発症することもあって、一度症状が出てしまうと治りにくいため、テーピングなどで痛みを緩和する必要が出てきてしまいます。
板橋区 第二わしざわ整形外科でも、踵の痛みで通院される患者様が多くいらっしゃいます。
では、テーピングのやり方です。
①内、外くるぶしにかからないようにアンカーテープ(※)を貼る
※アンカーテープ:テープの始まりと終わりを決めるテープで、メインのテープを覆うことで剥がれにくくする効果もあります。
②踵の足裏側に脂肪体を寄せるように圧迫しながらサポートテープ(※)を貼る。
この時、痛みの部位が踵の内側か、外側かがはっきりとわかるのであれば内側の場合は外から内へ外側に痛みがあればその逆側から貼り始め痛みのある部分に特に脂肪体を寄せていきます。
※サポートテープ:踵の脂肪を寄せるテープのこと。
③サポートテープを縦横交互に半分ほど重ねるように繰り返し踵を覆う(図の①は縦、②は横)
④踵の先端にサポートテープを貼る
このテーピング以外にも、踵痛への対処法は、専用のインソールをつくったりするなど色々とあります。
踵の痛みにお悩みの方は、是非一度ご相談くださいね!