骨粗鬆症について2
2019年07月13日
皆さんこんにちは。
板橋区 第二わしざわ整形外科 理学療法士の山中です。
今回も骨粗鬆症についてです。
前回の記事の、骨代謝のバランスが崩れる原因に関してお話します。
骨代謝のバランスが崩れる原因は
・加齢
・性別
・遺伝
・骨に関する栄養素の不足
・運動不足
・過度の飲酒や喫煙
などほかにも様々挙げられますが、
上記の上3つは生まれ持ったものなので変えることができません。
ですが、下の3つは今すぐにでも変えていくことができます。
まずは栄養素。
骨に関する代表的な栄養素は3つあります。
1カルシウム:骨の形成や維持をする働き
2ビタミンD:体内でのカルシウムの吸収を助ける働き
3ビタミンK:体内のたんぱく質を活性化し骨の形成を促す働き
次は運動について。
歩行や太極拳などの軽いゆっくりとした荷重運動は腰椎(背骨)の骨密度を高め、
ジョギングやダンスなどの少し強めな荷重運動は大腿骨(太ももの骨)の骨密度を高めるという研究結果が出ています。
また、筋力訓練やバランス訓練などで転倒を予防したり
背筋を鍛えて背骨の骨折を予防することも有効です。
このように骨粗鬆症は病気になってから治療するのではなく
普段の生活から心掛けて
ならないように予防することが大切です。