流山空手大会救護
2018年04月23日
こんにちは。
板橋区 第二わしざわ整形外科柔道整復師の関です。
先日流山で行われた空手大会の救護に参加してきました。
今回は県外からも参加者がおり総勢約1250名、コート12面で行われ、
かなり大きな大会でした。
午前は形でケガはほとんどないのですが、
午後の組手ではケガ人が続出します。
空手のルール上、寸止めなので体には当たらないようになっておりますが、
実際は不可抗力で当たってしまうことも多々あります。
その結果打撲やそれによる骨折、傷や捻挫などケガは多岐に及びます。
また上段の蹴りやパンチによる頭部打撲、
投げによる頭からの接地により頸椎の捻挫や脳震盪なども起こりえます。
そんなときは審判に“ドクター!!(なぜかそう呼ばれます)”と呼ばれて評価して、
試合が続行可能か判断します。
こういった形で大会が進んでいくわけですが、
今大会も脳震盪が疑われるもの、
中手骨という手の骨の骨折が疑われるもの、
ふくらはぎのコンパートメント症候群といって、
筋肉内の圧が高まって痺れや痛みを伴う危険なものが疑われるものなど、
多くのケガが発生しました。
こういったスポーツ・大会ではケガがつきものなので、
重大な事故が起こらないように、
全ての大会・チームに看護師やトレーナーといった医療従事者のいる環境が整っていけば良いなと感じました。
ここ板橋区 第二わしざわ整形外科でもスポーツ中にケガをして自然治癒すると思い、
発症してから1、2週間後に来院される方もいらっしゃいます。
中には骨折の方もいらっしゃいます。
ケガをした場合炎症という痛い期間が約2、3日続くと言われています。
もしそれ以上経っても腫れや痛みが引かない場合は一度受診して頂くことをお勧めいたします。