こむら返りのテーピングについて
2017年11月13日
こんにちは。
板橋区 第二わしざわ整形外科 柔道整復師の関です。
前回まではこむら返りが起こるメカニズムなどをご紹介しました。
今回はその予防のためのテーピングになります。
今回使用するテープはキネシオテープと呼ばれるものです。
このテープの特徴は以前にもお話しましたが、非常に伸縮性が高いということです。
その伸縮性により皮膚を持ち上げて、筋肉との間に空間を作ることで血液の流れが良くなり、
老廃物の除去やエネルギーを筋肉に供給しやすくします。
また、貼り方にも特徴があります。
関節を固定するテープとは異なり、
貼りたい筋肉をストレッチした状態でテープを引っ張らずに貼ります。
以上のことを踏まえてこむら返りのテーピングをしていきましょう。
①アキレス腱を伸ばすストレッチの姿勢を取ります(今回は左足を巻きます)。
②カカトから膝裏ぐらいまでのテープの長さを用意します。
③カカトから膝裏のまでふくらはぎの輪郭(青いライン)に沿ってテープを伸ばさずに貼っていきます。
④③のテープを内・外、1枚ずつ貼って完成です。
いかがでしたか?
キネシオテープは基本を押さえていればどの筋肉にも応用することが可能なので、
ぜひ覚えておきましょう。
また、いざつってしまった時の対処法について簡単にお話しておきましょう。
つってしまった状態とは筋肉がちぢこまってしまった状態なので、
それを解いてしまえば良いということになります。
つまり、そこの筋肉をストレッチして元の長さに戻しましょうということです。
なので、例えば背中がつってしまった場合は背中を丸め、
足の裏がつってしまった時は足の指を反らせてあげれば解消します。
(下の写真は足の裏がつってしまった時の対処法になります)
こむら返りをよく起こしてしまう方は一度板橋区 第二わしざわ整形外科に来院してみて下さい。