「変形性膝関節症」の症状を和らげるトレーニング その2
2017年06月17日
こんにちは、板橋区 第二わしざわ整形外科の坂井です。
今回は、先月ご紹介した「変形性膝関節症」の症状を和らげるトレーニングのパート2を描いてみたいと思います。
歩くという動作には、当然膝以外の筋肉も大切です。
その中でも膝の筋肉と同様に、殿部(お尻ですね)の筋肉も加齢や歩き方などが原因で筋力が弱くなりやすいのです。
そこで今回は、膝だけではなく殿部の筋肉を含めたトレーニングをご紹介します。
殿部や膝周りの筋肉は歩く時などに働き、骨盤・膝を安定させ前に進む力を生み出します。
これらの筋肉が弱くなると、地面からの衝撃がうまく吸収できず膝への負担が大きくなってしまいます。
おしりの筋肉を鍛えて、快適な歩きを目指しましょう!
それではトレーニングのやり方です。「ヒップリフト」というトレーニングです。
①両膝を90度以上曲げた状態で仰向けになり、息を吐きながら腰を床に押し付けます。
②ゆっくりとおしりを持ち上げます。
③ゆっくりとおしりを下げ仰向けの状態に戻ります。
④腰が反りすぎないように注意しながら、10回程度を2~3セットゆっくり行いましょう。