意外に知らないストレッチの世界 その3
2016年12月12日
「ストレッチの世界」、第3回はストレッチの種類について、書いていきたいと思います。
ストレッチには、大きく分けて2つの種類があります。
①スタティックストレッチ ②ダイナミックストレッチ です。
①スタティックストレッチ
日本語ですと「静的ストレッチ」と言われます。
反動をつけず、ゆっくりと筋肉を伸長していく方法です。一般的には、このスタティックストレッチがストレッチとして認識されているかと思われます。
ですが、実はスタティックストレッチをスポーツ前に行うのには注意が必要です。筋肉の緊張がほぐれて柔らかくなりすぎてしまい、パフォーマンスが低下するといわれています。
②ダイナミックストレッチ
日本語ですと「動的ストレッチ」と言われます。
瞬発的な動きに対応することを目的としたストレッチで、動きの中で腕や足を様々な方向に動かすことで可動域を広げていく方法です。また、体温の上昇も目的としています。
スポーツ前のウオーミングアップには、このダイナミックストレッチが適していると言われています。
また、ダイナミックストレッチの1種に「バリスティックストレッチ」というものもあります。こちらは、反動を利用して筋を伸長する方法です。
反動を付けすぎると筋肉の緊張は高くなりすぎてしまい、本来の目的とは反対に可動域を減少させてしまう恐れがあります。また、筋・腱の損傷を招いてしまうこともあるため、現在はあまり使用されていない方法です。
身体のケアのために日常生活で行うのは、スタティックストレッチ。またスポーツ後の疲労を軽減するにも、こちらが有効です。逆にスポーツ前には、ダイナミックストレッチを行うと良いですね!