あなたの知らないテーピングの世界 その3
2016年12月06日
「あなたの知らないテーピングの世界」 第3回は「テーピングの種類」についてお話したいと思います。
実はテーピングに使うテープには、大きく分けて2種類あります。
①非伸縮テープ ②伸縮テープ です。
①非伸縮テープ
主に関節を固定するときに使うテープで、伸縮性がなく、強力な固定力を得ることができるテープです。様々なテープ幅があり、部位によってそれらを使い分けると効果的です。
例えば12mmのテープは手足の指に、50mmのテープは膝・腰・肩などの固定に使います。
この非伸縮テープは、スポーツなど競技直前に使うと効果的で、病院では余り使わないテープです。
②伸縮テープ
こちらのテープには様々な素材があります。代表的なものに「キネシオテーピング」があります。綿素材でできていて、水分が蒸発しやすく、むれにくい、乾きやすく、通気性がよいなどの利点があります。
非伸縮テープに比べると、固定力は落ちますが、適度にテープが伸び縮みすることで、関節の可動性が大きい部位の固定をはじめ、様々な場面に応用がきくため、整形外科ではとても重宝するテープです。
次回からは、プロが教えるテーピング技術を紹介していきたいと思います。